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ハンドメイドバイシクルフェア2011を大体網羅してきました。



2011年1月22日23日に北丸の内公園内 科学技術館にて行われたハンドメイドバイシクルフェア2011!
毎年全国からビルダーやメーカーが集まるイベントに行ってまいりました。

また今回も写真が大量にあるため容量オーバーになり記者IDが新しくなりました。
今日も懲りずにみあぎがみあぎ3としてお送りします。
会場は皇居の裏にある北丸の内公園内にある科学技術館です。
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ハンドメイドバイシクルフェアとは、文字通りオーダーメイドの自転車の展示会です。
ハンドメイドの特徴と言えば自由度の高さです。
それを生かしたレースやレジャー、身障者、高齢者向け、福祉用などの自転車を全国のビルダーが結集し展示をしているのがハンドメイドバイシクルフェアなんです。

今回の展示会には20の工房・メーカーが集いました。

【スポーツ車&レジャー車】

【マツダ自転車工場】

まずはLEVELのブランド名で有名なマツダ自転車工場です。
出品は現代風のロードーレーサーと、オールドなシングルスピードの2種。
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こちらが現代風ロードレーサー。
カラーリングが濃いメタリックブルーで、かなりかっこいいです。
コンポーネントにカンパニョーロのベローチェ。
ケーブル内蔵でハンドルまわりもすっきりしています。
そして青と相性の良い白いバーテープとサドルを採用してるのでかっこよさ5割り増しです。

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フォークまで間違いなくクロモリ製なのに、古い素材とは思えない雰囲気があります。
LEVELの実物をじっくり見るのは初めてでしたが、ラグもオーソドックスなデザインながらも、
古臭さをまったく感じさせない一台です。


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こちらはオールドなタイプですね。
触覚のワイヤーがびよよ〜んと出ております。 変速無しのシングルスピードですね。
スレッドステムにラグ付のフレーム。 そして手組みホイール。
時代を感じさせる構成ながらも、塗装が新しいので不思議なギャップがあります。
シートチューブに描かれたLEVELのマークがとてもイカしてます。
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【タカタスペシャル】
奇才 異色 独創  何を入れても当てはまる。
オリジナリティなら他の追随を絶対に許さない自転車を提供し続けているのはここタカタスペシャル。
展示会では毎回注目を集めるのは、速さや乗り心地を目指したものではなく、ただひたすらにロマンを追求し続けるその姿勢があってこそだと思います。
今回は2台の出展です。

まずはMTB
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これは正直に言わせてもらうと、・・・・・かっっ・・・・・・こいいい!!!
フレーム形状は相変わらず邪道 四角いスチールチューブにこれでもかというぐらい穴を開け、
ワイヤーを全て内蔵。
ボトル位置なんかそこじゃ走っていてはまともに取れないだろ! といいたくなる位置。

だがハンドル周りの逞しい作り。 そしてサドルのデザインとサス部分がフレームの独創性を抑え、ひとつの形としてかっこよくまとまっていると思います。
個人的には「ガンダム」というイメージです。
車も自転車も空力を追求すれば丸くなり、角ばったかっこよさがなくなってしまいます。
しかしこのMTBは男のロマンをまるごとすべてを乗せてきたと言っても過言ではないでしょう!


ウインドアシストバイク

こんな名前を聞いたことがある方はいらっしゃいますでしょうか。
私は聞いたことがありません。
完璧オリジナル タカタスペシャルです。

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今回出展された全メーカー中でもダントツで異彩を放っていると言ってもいいです。
小径のタイヤ そしてそれを回すためのロードのアウター53すら小さく見える巨大なクランク。
そしてもっとも注目すべきは2枚の羽、 否、帆です。
追い風に乗ればヨットの理屈で自然に走るというものです。
自転車は風との闘いといいますが、まさか味方につけるという逆転の発想です。

記者「でもこれ横風とか向かい風きても大丈夫なんですか?」

ビルダー「あぁー・・・・うん・・・それはね」

客「ロマンだから言及してはダメだよ」

当然の疑問を他の客の方に笑顔で諭されました。


ちなみに向かい風なら帆を内側にたたむことが出来るので、横風の影響だけで済みそうです。

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ただしたたむのは手動


また今回は出展されてなかったようですが、リカンベントも作っているそうです。
お話をしていたら写真があるということで見せてもらいました。
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フレームは同じく四角いコンセプトなんですが、これはかっこいいです。
3輪のスピードを重視したタイプで、シートはレースカー用のバケットシートを採用。
ハンドル周りはロード用のSTIレバーを採用しています。
車高も低いため空気抵抗も少なく、平地では間違いなくロードレーサーより速いです。
ビルダーの方は普段はこっちを中心に乗ってるそうです。 
ウインドアシストバイクはとりあえず作ってみてみたいです。   でもロマンの一言で片付きます。


【ビチスポーツモリアイ】
岩手県にある工房のビチスポーツモリアイ。
ブランド名はエンメ・アッカといえばピンと来る人が自転車乗り100人に1人ぐらいはいるはずです。

展示されていたのはロードレーサーが一台 MTBが一台の計二台です。

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タイムのカーボンクランクにカンパの組み合わせ。
ホイールはプロもお金を自分で出してでも使いたい超軽量最強のレース用ホイールライトウイエト。
コロンバスのチューブを使ったクロモリです。
パーツ構成に関してはかなり化物じみてます。 特にホイール。
ですがフレームをよ〜くみてみればフレームの精度の高さがわかります。

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この辺りはビルダーの腕の見せ所といっていいでしょう。 
ラグレスフレームですが、溶接後はとてもキレイに処理されています。
始めから一体整形されて作られたんではないかと思わせるほど滑らかな面は惚れ惚れします。

MTBはこちら。 MTBについては専門的な知識がまったくないので詳しい解説は出来ません。

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ギア比はシングルなので、スピードを競う競技仕様のようです。

気になったのはフォーク。 穴が開いているのはめずらしいですね。
ラグもついているのもポイントが高いです。
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【細山製作所】
レースを中心に、と歌ってはいますがロード MTB ランドナー クロス ミニベロと幅広く作ってくれることで有名な細山製作所です。
会場においてある二台はカラーリングがかなり独創的です。
蛍光色を基調としたカラーリングはビルダーさんの趣味っぽいです。

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ドぎつい色合いですが、ラグのデザインは結構好みです。
パーツ構成が古いタイプのZIPPホイールと、新型アルテグラに好きな人にはたまらないスギノクランクをあわせています。
カラーリングもさることながら、ステムのメッキっぷりを見る限りビルダーさんの趣味が全面に出ていますね。
カラーリングについてはもっとも独創的でした。


【SANO MAGIC】
日本のみならず、どちらかといえば世界でとても高い評価を受けている工房です。
もともとはヨットを製作する会社でしたが、その技術力を誇示するために作られたのが
ここの世界で唯一無二のロードバイクです。

木で作られたロードバイク、といえば誰だって驚きを隠せないはずです。


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マボガニーで作られたマボガニーロードレーサーです。
長い時間をかけて整形して行き、何台も作り続けて剛性を計算し、カーボンのような自由度を垣間見せます。

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ハンドル周りを見てみればわかるのですが、トップチューブ ヘッドチューブ ダウンチューブのつなぎ目がしっかり見えています。
ここをガッチリとつなぎとめないと激しい走行中分解してしまうので、ここだけでもレベルの高さが伺えます。

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木製のディープリム

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角のある角ばったデザイン。

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すわり心地が気になります。

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作れる所は全て木で作る。  強い意志が全てから垣間見れます。
強度が必要な所は仕方がなく金属を使っているといった感じです。

ホイールをはめる部分やサドルなど、木と白のカラーリングを気にしたデザインなのも、
木のもつもったりした感じを打ち消す手助けとなっており、バーテープも合わさってスッとした雰囲気を持っています。

今回は3台のマボガニーバイクが出展されていましたが、いずれも価格は200万円から。
世界最高額のバイクに数えてもまったくおかしくないですが、カーボンやクロモリの高級車よりも値段に納得間があります。 金がかかって仕方がないです。
所有者は現在海外の自転車関係者のお偉いさんがほとんどのようです。
公式サイトにあるオランダに納車しにいく話では、かなり注目を集めていたようです。
パーツの構成がカンパのレコードかスーパーレーコードなのが高級感を高めていますね。

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渡辺捷治製作所
競輪選手を中心にフレームを製作してきた渡辺捷治製作所。
出展はフレーム2つとスポルティーフ1台 ロードレーサー1台です。

ツボにきたのは展示されていたスポル邸ーフ用の白いフレームです。

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パールホワイトに塗装されたフレームの先端は鮮やかなメタリックブルーに染まっています。
色的にはちょっと・・・と思いますが、アップでみてみるとなかなかこれが魅力的です。

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塗装のキレイさもさることながら、ラグのデザインがちょっと特徴的です。
このチューブに食らいつくような装飾がとてもかっこいい。

またもう一台のフレームもラグがなかなか独特です。
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テラ印鑑。  この赤い刻印は地味ながらもビルダーの自己主張。
これに気がつくとフレームが急に日本的に見えてしまうから不思議です。

泥除けがついたスポルティーフ これでイタリアの田舎道などを走ってみたい気になります。
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付けられているパーツがオールドパーツのカンパニョーロだったりするあたり、ビルダーさんの好みです。

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カンパニョーロがステータス といわれるのがオールドなカンパニョーロをみていると分かります。
今のカーボンにはまったくない、工芸品的な美しさに惹かれます。


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こちらがロードですが、カンパ組みなのはもちろん、手組みのホイールと皮サドルです。
コンポーネントは新しいシリーズですが、どこか時代を感じる作りです。
時代を感じるのにワイヤーが出ておらずダブルレバーではないので不思議な違和感を感じます。


【今野製作所】
日本でもっとも有名なオーダーフレームかもしれません。
ブランド名はケルビムです。

出展されていたのはスポルティーフ ロードレーサー  あとはオリジナルのロードです。

まずはフレーム形状が独特なスポルティーフ。
これはサイクルモードでも出展されていましたね。
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気になったのはハンドルまわりです。

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このステム、削りだしで作られているオリジナルです。
ラグがついたステムは今のメーカーは出していません。
こういう楽しみを手に入れることが出来るのも、オーダーフレームのいいところですね。
とてもかっこいいのでステムだけほしくなります。

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ワイヤーのカバーやフォーククラウンからトップチューブ、泥除けのメッキのつながり方のセンスが素晴らしい。

こちらがロードレーサー 一見地味に見えるんですが、これが地味に派手なんです。
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フォーククラウンのところからメッキになっていたり、シートステイのブラックがマッドカラーだったり、シートチューブには白い線と星形のマークが入っていたり、パッと見ではなかなか気がつかないかっこよさがあります。
ケルビムのフレームはホームページの写真ではなく、実物をまじまじと細部と見ていただきたいですね。
あの写真では細かい所までまったくわかりません。

地味に見えて地味ではない。 よくみている自分はこの自転車のかっこよさを知っている。
そんな満足感を得たい人にはオススメです。
実際走りもアマチュアレース会場ではよく見かけるほど、レースに通用する性能ももっていますしね。


オリジナリ規格盛りだくさんのロードレーサーです。
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まず目が行くのはブレーキの形状。

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そしてサドルの形状。
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これをみた子供が「ケツが部位破壊される」と言っているのが印象的でした。


あとフロントディレイラー。
ここレバー操作ではなく手動でディレイラーをじかに動かして変速するようになっています。
リアの変速はダブルレバーで行っているだけに、ここは趣味性が高いです。

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実際に走行させない床の間自転車的なものですね。
ですが技術力の高さを誇示するには十分な作品だと思います。

【プロショップタカムラ】
国内最強のアマチュアチームとして名が知られているチーム ラバネロ。
ブランド名もラバネロの名を冠しています。 イタリア語で大根という意味です。

記者が乗っているのもこのラバネロです。
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今回は3台出展されていましたが、度肝のを抜かれたのはやっぱりこれ。

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ママチャリです。 フレームだけみたらロードレーサーです。
どこの世界に変速調整用のアジャスターがついたママチャリがあるんですか。
どこの世界にラグがついたフレームを採用したママチャリがあるんですか。
どこの世界にロードコンポを取り付けたママチャリがあるんですか。
どこの世界にディスクブレーキのママチャリがあるんですか。
どこの世界にヘッドパーツがデュラエースのママチャリがあるんですか。

ありました。 全部満たしてました。

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ママチャリですけどこの自転車、どう考えてもクロスバイクやマウンテンバイクより速いです。
大根の皮かぶってますがかつらむきしたら化物ですよ。

ピストフレーム 元々こっちの世界で国体強化指定選手に選ばれたビルダーさんです。
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ロードレーサーはラバネロブルーでも新色のパールホワイトでもないラメ入りのピンクです。
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ピンクなのに黒と相性がいいのか、どこか凶暴な風貌に見えます。

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この細いオーソドックスなクロモリも評判がいいようです。
パーツ構成的にはホイールもイーストンのEA50なので、練習用かもしれませんね。


【ドバッツ・ライノ・ハウス】
MTBを専門としながらも、カラーリングセンスや装飾に定評があるドバッツです。
今回はMTBとシクロクロスを一台ずつ出展しています。

地味にパワーメーターがついているMTBです。
クロモリ素材を採用しているので、一見地味に見えるんですが日本的なかっこよさがちらほら。
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エンブレムではなくプレートがついているのはここぐらいですね。
もともとMTBのビルダーとしてアメリカで修行してきたビルダーさんなので、こういったセンスは年を召した方が多いビルダーさんの中では若いです。

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こちらが一見ランドナーっぽく見えるシクロクロスです。
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シンプルに見えますが、なかなかオリジナリティある仕上がりになっています。
まずはステム。

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ラグ付きの削りだしに穴を開けてブレーキワイヤーを通してます。

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ラグは左右非対称な独特なデザインです。 とがりまくりです。

ここのトップチューブにそってワイヤーが走っているのですが、これが変わっておりまして、
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チューブの上にフロント リアの変速ワイヤーとリアブレーキのワイヤーが張られているんですね。

そしてこれがシートチューブ裏に周るわけですが、ここのワイヤーの分配の仕方がステキです。

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ブレーキワイヤーを通している所は片方から飛び出しているだけでアーチにはなっていません。

なんでこのようにしたのか聞いてみたところ、シクロクロスは競技上ドロの跳ね上げが非常に多く、いろんなところにドロがつまりブレーキや変速に悪影響を及ぼすからだそうです。
ワイヤーの無駄な取り回しをなくすことで、トラブルを軽減する狙いのようです。

以前出展していたドバッツ号というロードがあるのですが、あれのセンスがかなり好きでした。
レース用には向いていないかもしれませんが、かっこよさの観点で言えばドバッツのフレームは将来的にとてもほしい一台です。
工房が名古屋なので、お伺いするのが難しいのがネックですが。

クロモリは古いかっこよさを追求する人が多いのですが、ドバッツは今どきのかっこよさをもたせることが上手だと思っていてひそかにファンです。 
公式ホームページの新作展示場は一見の価値ありです。


【東叡社】
値段も良心的であり、フレームの美しさに定評があります。
ロードレーサーよりも、レジャー向けのツーリング車をメインとしている工房です。
大変人気が高く、オーダーすると完成まで約10ヶ月前後かかります。

今回の出展も人気のツーリング車が2台です。

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ビヨンと飛び出たワイヤーがオールドな雰囲気をかもし出します。
しかし
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この西洋の甲冑を彷彿とさせるメッキパーツの使い方は息を飲みます。
とても美しいです。
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メッキラグ そして西洋風のダブルレバーもグッときます。

パーツもオールドパーツを採用しています。
正直このパーツチョイスは反則です。
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滑車式のブレーキもゾクゾクするギミックです。
テールランプとフロントの右側のランプはリアハブのダイナモと連動しており、
こげば発電してライトがつく仕組みです。

間違いなくこれは、乗っていて楽しい自転車です。 所有欲も満たせること間違いなし!


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【サイクルストアーヒロセ】
実は記者の実家がある東京都小平市にあるフレームビルダーです。
あっちにいるときはまったくもってつゆも知りませんでした。

自転車を作りたくて作っているという人で、客の要望は全て入れ、それを実現するために全力を注いでくれるビルダーとして評判です。
要望を叶えるためなら、独自の機構を自ら作り出し採用するという力のいれっぷりで、予算をオーバーした場合自分でお金を出してしまうんだとか。
理由は「お客さんの金で好きに作らせてもらってんだから」 という理由だそうです。

スポーツ車よりもレジャー車を中心に作っており、ランドナーの工作は必見です。

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ケルビムと同じく手動変速です。 
ディレイラー周りは削りだしで作っているオリジナル。
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ブレーキ フロントの台座 泥除け フォーククラウン周り
これが全てつなげているのは美学を感じます。
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ブレーキの滑車構造
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カンパニョーロですが、プーリー部分はおそらくお手製です。
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日本一周など長期間旅する際にはぜひ使ってみたいですね。
ただし完成までには1年以上の歳月を必要とする場合があります。
ですが昔ながらの良きハンドメイド自転車を手に入れたい というのであればここ一択ですね。
値段は予算に応じて相談に乗ってくれるそうですが、100万円ほどかける人もいるみたいです。

【エム、マキノサイクルファクトリー】
クロモリなのに完成車5.6キロというカーボンより軽いロードを作り度肝を抜いたマキノです。
今回はロードではなく、スポルティーフを中心に出展しています。

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このオールドさにブルックスの皮サドルは反則的に合っています。
フロントをハブダイナモにしているので、ライトはちょっと独特なものを採用しています。

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ダブルレバーのオールドタイプなクロモリロード。
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Mマークがまぶしい
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マキノのスタッフさんに気になる超軽量のクロモリのことについて聞いたところ、
あれは誰かに頼まれたのではなく、実力を見せるための言わば技術の結晶とのこと。
オーダーされた方は意外なことに誰もいないそうです。
それもそのはず、フレームだけでなんと65万はかかるそうです。
完璧なワンオーダー品です。

もしそれだけお金を出すならフレームはそこそこのものでパーツに力をいれることをオススメしているとのこと。
理由としては学生ロードや実業団レースで本気で使うならば、たとえどんなレース用クロモリでも3年はもたないそうです。
週に一度乗るだけなど利用回数が少ないのであれば、金属疲労による劣化があまりおきず10年20年と乗れる、しかしレースを念頭に置けば金属疲労ですぐぼろぼろになる。
それはクロモリ アルミ カーボン  どの素材でも同じ。 カーボンの場合は経年劣化で乗り味が数年で落ちるから、もしレースを本気でやるなら何を使うにしても3年で買い換えることを考えたほうがいいとのこと。

だからこそ使い回しが聞くパーツ類に力をいれるのが得策だとのこと。

他にもとてもためになる話をしてもらい、非常に参考になりました。


【お年寄り、身障者、介護用自転車】

スポーツ車・レジャー車は以上です。
ここからは生活に密着した自転車を紹介していきます。


【アーテック】
いきなりですがどちらかといえばレジャー車に分類されますが、こちらのコーナーにあったのでこのくくりで紹介して行きます。
アーテックはリカンベントを輸入販売しているメーカーですが、今回出展されたものは輸入された3輪のリカンベントを4輪に改造し、バケットシートに取り替えたセミオーダー品です。

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こちらのコーナーはほとんどが試乗OK! ということなので試乗させていただきました。
しかし試乗コーナーはとてもつもなく狭く、くるくるとまわることが精一杯ではありましたが。

それでも乗り心地は抜群によかったです。 振動走行も少なく、椅子も身体を包み込むように座れます。
変速はリアしかできないとのことですが、カスタマイズすればフロントのギアも変更が可能とのこと。
クランクはMTB用のトリプルを採用していました。
駐輪スペースが許されるならば、ぜひともほしい一台です。 ガレージがほしくなります。
乗車姿勢が低いため、空気抵抗もなくいとも簡単に40キロ50キロという世界に到達してしまうリカンベント。
乗ったことがなかったのでイメージがはっきりとしてなかったのですが、実際乗ってみると間違いなくほしくなります。

セミオーダー無しの正規品であれば約18万円ほどと見た目とサイズのわりに意外にお手ごろな値段です。
将来的に一軒家住めるぐらいの甲斐性がもてるのであれば、買うはずです。

【紀洋産業サイクル事業部】
ここはなかなか面白いラインナップでした。
まずは2人で乗るタンデム
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タンデムのいいところは盲目の人でも前に乗ってくれる人がいれば一緒に自転車をこいで外出することができること。
ハンドリングもブレーキも全て前の人に任せるので、パラリンピックではタンデム競技という種目があるほどです。
タンデムは県の条例によって車道走行ができない県がほとんどなんですが、いくつかの県で近年条例が改正され解禁されつつあります。
観光向けはもちろんのこと、盲目の身障者と外出する介護者の強い味方になるはずです。

そしてお次はこちら。
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車椅子一体自転車です。
車道での走行は危ないような気がしますが、広い病院内や公園、介護施設内を移動するには労力も少なく速く移動できます。
急ブレーキをかけて前に座っているお年寄りが飛んでいかないか心配です。

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お年寄り向け背もたれ付き自転車です。
3輪の為安定しており、背もたれによっかかりながら腰に負担が少ない寝るのに近い姿勢で乗車できるのが特徴的です。
ハーレーダビットソンのBGMを垂れ流しながら走るお年寄りがいないかひそかに期待です。


【堀田製作所】
ここは2台の出展ですが一台はおばあちゃんが会場内で乗り回していたので撮れませんでした。
ですので一台だけなのですが、なかなか特徴的な自転車です。

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フロント駆動のお年より向けの3輪車です。
一見子供向けに見えるのですが、フロントの構造がなかなか凄いんです。

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どうやら両足で同時にふみ込みながら走るっぽい構造なんですね。
お年寄り以外の試乗はダメとのことだったので、残念ながら体験できませんでした。
そもそもこの小ささなら成人男性であれば乗るのはなかなか難しそうです。

【オートクラフト IZU】
名前どおり伊豆にある静岡のメーカーです。
出展車両は介護向けが中心です。
まずは上記で言った タンデム
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そして車椅子一体型自転車

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が、でかい。 圧倒的でかさ。


そしてこちらがハンドサイクルです。
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足腰が不自由なお年寄り向けに簡単に手で回せる自転車です。
馬力は出ませんがこれでしっかり走るので杖をついているお年寄りの行動範囲が劇的に変化しそうですね。

【フランスベッド】
名前通り福祉向けのベッドやリネンをおろしているメーカーですが、
まさかの電動3輪自転車に参入です。
お年寄りに近頃人気のため、近年若者を悠然と追い抜きものすごいスピードで坂を登るお年寄りを見るようになりましたね。
ただやはりハンドリングに不安があるのがお年寄り。
それを解消するにもやはりオールドな感じがしても3輪という形はベストな気がします。
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【サイクルストアー ヒロセ】
上で紹介したツーリング車に定評があるヒロセが作った小径車です。
独特のフレーム構造もそうですが、リアに変速がついているのとフロントがハブダイナモなのがなかなか実用的です。
電池式でないライトを採用する辺り、実用性を重視している気がしますね。
オーダーすると大体40万近くになるそうです。
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【マツダ自転車工場】
こちらもスポーツ車で一度紹介したメーカーです。
LEVELのブランドを冠した自転車が展示されていました。

一見普通のママチャリなんですが、乗り降りがしやすいパイプの形状が特徴的です。
シートチューブがこんなに倒れていて大丈夫なのかやや不安になります。
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こちらは3輪バージョンですが、リアに変速機能がついているのがミソです。
後輪の間にあるプーリー部分をみているとメカメカしくてなかなかわくわくします。
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【ランドウォーカー】
ここはお年より向けの自転車のラインナップながらもいずれも現代的になかなかかっこいいのが多かったです。

まずはまさかの4輪車
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赤いボディがフェラーリのようにまぶしい。 背もたれ付きなのもお年寄りにはポイントが高いはず。
ゴルフ場内を移動するのによさそうな感じです。

前1輪 後ろ3輪の4輪ですが後ろの車輪同士の幅が狭いため、すっきりした印象です。

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一見地味に見えますがハブダイナモを内蔵しさりげ電動アシストです。
後ろの左右のタイヤは補助輪的な意味合いが強く、曲がるときは赤いサスの所がへこみ横に倒しながら曲がれるのでなかなか楽しそうです。


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ハンドル 圧倒的ハンドル!!
ホイールのデザインが地味にかっこいいです。 地味なんだか派手なんだか。
ドリフトに挑戦してみたくなります。


次で最後になりますが、締めを飾るのはこれ!
3輪のハンドサイクルです。 しかし車道を走る気まんまんのドイツ生まれです。
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これは試乗OKということで載せてもらったのですが、会場がいかんせん狭すぎました。
車体がでかいためまがることもままならない。
もともと直進性能が高い自転車で、競技用のものになれば車高はもっと低くなり、本気で走ると70キロを余裕で超えてしまうそうです。
手で回して走るのですが、グリップに手を置く位置がついていたりハンドルがくるくるとまわったり疲れづらいようになっています。
ですがなかなか面白かったんですね。
腕でまわしているのに全然疲れないし走り出しは重いものの、一回転させればぐおーっと進みます。
直線距離長いコースでしっかりと走ってみたかったですね。
どうせなら丸の内公園内を軽く走れるようにコースをつくってほしかった。


出展されていた自転車は以上になります。
スポーツ車を期待していきましたが、お年寄り、障害者向け自転車も見ごたえがありました。
どれもこれも自転車という固定概念から逸脱しているのが印象的です。
誰でも使えるもの ではなく誰かが欲しているものを作るというのはなかなか難しいです。
ピンポイントで作ろうにも需要を考えればなかなか作れません。
こういったイベントを通して、すこしでも多くの人にこういう自転車もあるということをぜひとも知ってもらい、どんな風変わりなものでも実用的であるとわかってもらい使ってもらえるようになるといいですね。


以下は会場に来ていた来場者の方の自転車を貼っておきます。
イベントがイベントなだけに、ほとんどクロモリフレームというのが印象的でした。
ここまでカーボンの自転車を見ないってのはレアな自転車イベントですね。
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一通り撮ったつもりですが妙にラバネロが多い不思議。

カテゴリ: 取材
2011年01月23日 18時03分15秒 Posted by みあぎ3 ( 23,792 PV ) 勢い:8


この記事の評価
みあぎ3 記者の過去記事
 ハンドメイドバイシクルフェア2011を大体網羅してきました。
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コメント(リンクの記載「http://」は行えません)
1 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)19:15:19. ID: 4edc6003p
>客「ロマンだから言及してはダメだよ」
カッコよすぎワロタ
2 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)22:09:42. ID: 47343d9dp
記事を前編後編に分けてもよかったかもね
3 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)22:21:03. ID: 4c946ea5p
質感がたまらんなぁ。
4 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)22:40:22. ID: 95a362eep
このママチャリが最強だなw
5 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)22:43:50. ID: 56f7330cp
そういえば、木製フレームを実戦投入していた人を九十九里浜で見た。
6 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/23(日)22:49:23. ID: c604b971p
あれママチャリレースで使えないかな
7 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/24(月)00:43:09. ID: 82199b3dp
造形的には木製べスパの方が好みだな。
こういう記事読むと良い自転車欲しくなるから困るw
8 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/24(月)03:52:29. ID: 2fa05bc4p
木製はこち亀にあったなぁ。 サドルが畳だと尚よかった
やっぱりままちゃり最強だな

興味ない人も楽しめるいい記事だった 乙!
9 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/24(月)11:08:19. ID: b58f0d02p
あ〜目の正月目の正月。
ウインドアシストバイクは、斜め前からの向かい風は推進力になるはずなので、道に沿ってまっすぐ走らなくて良いなら実は最強だったりして。
そういや紀洋産業のタンデム車は、昨日の鉄腕ダッシュで「神戸ケイデンス3000対決」に使われてましたね。
10 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/24(月)11:24:47. ID: 73d1b0ffp
>ままちゃり
弱ペ坂道専用車だな
飲み物食い物全部カゴに入れられるし
11 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/24(月)17:50:40. ID: 0cd77cddp
シングルスピードMTBはどちらかというとトレイルまったり系だと思うよ!
12 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/27(木)14:47:49. ID: 108c47f3p
自転車旅への憧れがつのる
13 名前:名無し@ガガリアン 2011/01/28(金)10:46:47. ID: 3d028d48p
マボが二ーバイクのスペックが気になる・・・
作者様のサイト覗いても目に付くとこにないわ・・・
ttp://sanomagic.world.coocan.jp/