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長期的に見ても記録的大雪だった(金沢)



短期的には大雪だったこの冬ですが長期的にみると大したことがないと思ったのではないでしょうか。と言っても昭和62年寒候年以降の暖冬少雪傾向から長期的に見ても大雪と感じ方もいるかもしれません。そう、過去の大豪雪と同じ物差しで測ってはいけないのです。このことを検証してみましょう。
まず、「寒候年」から。寒候年とは、前年8月1日から当年7月31日までの期間のことです。上記の昭和62年寒候年の場合昭和61年8月1日から昭和62年7月31日まで指します。なお、この記事では雪のことを差しますので年単位で出てくるものは寒候年です。以下「寒候年」を略して「年」を表記します。上記の昭和62寒候年の場合は昭和62年とします。
本題に入ります。前述のとおり短期的には(1日降雪量において)1953(昭和28)年1月1日の観測史上第9位の大雪でした。あの有名な三八豪雪(正式名称は昭和38年1月豪雪)と並ぶ記録的なものでした。
降雪の深さ日合計 観測年月日
84 2001(平成13)年1月15日
62 1981(昭和56)年1月11日
59 1978(昭和53)年2月2日
58 1977(昭和52)年2月16日
57 1986(昭和61)年1月10日
55 1983(昭和58)年1月20日
54 2004(平成16)年1月22日
53 1965(昭和40)年1月12日
52 2018(平成30)年2月5日
52 1963(昭和38)年1月15日
長期的にはどうでしょうか。
kanazawa_yuki.png
























こちらが金沢市の降雪量・最深積雪の変化です。経験上も分かっている方が多いともいますが昭和62年以降明らかに減っています。昭和62年の少雪報道は豪雪となった前年との比較が主であり(スキー場の雪不足もありますが平野部以上に山間部・山沿いで深刻だったのかもしれません。)翌年も含めて過渡期とする見方もありますが昭和62年開始としておきます。
降雪量を昭和62年以降とそれより前に分けて平均値を出すと
前:317.9cm
後:156.2cm
となります。なので昭和62年以降を2.035倍にして小数点以下を四捨五入してみました。

順位 寒候年 降雪量 備考
1 1986(昭和61)年 688  
2 2018(平成30)年 637 *1
3 1963(昭和38)年 594  
4 1977(昭和52)年 589  
5 2006(平成18)年 574 *1
6 1968(昭和43)年 563  
7 1987(昭和62)年 535 *1
8 1981(昭和56)年 523  
9 2011(平成23)年 517 *1
10 1984(昭和59)年 502  
*1は昭和62年以降の調整値

すると観測史上第二位の大豪雪となりました。
同様に、積雪量を昭和62年以降とそれより前(充分なデータのある年のみ)に分けて平均値を出すと
前:70.8cm
後:34.9cm
となります。なので昭和62年以降を2.02829倍にして小数点以下を四捨五入してみました。
順位 寒候年 最深積雪
1 1963(昭和38)年 181
2 1940(昭和15)年 180 *2
3 2001(平成13)年 178 *1
4 2018(平成30)年 176 *1
5 1927(昭和2)年 167 *2
6 1918(大正7)年 143 *2
6 1947(昭和22)年 143 *2
8 1891(明治24)年 130 *2
8 1945(昭和20)年 130 *2
8 2011(平成23)年 130 *1
*1は昭和62年以降の調整値
*2はデータ不足による参考値

すると観測史上第四位の大豪雪となりました。
よってこの冬は長期的に見ても記録的豪雪だと分かりました。

カテゴリ: コラム
2018年05月04日 16時28分37秒 Posted by 記者ID:2105 ( 3,280 PV ) 勢い:20


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 長期的に見ても記録的大雪だった(金沢)
2018年05月04日 16時28分37秒 | PV( 3281 ) | コメント( 0 )
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