1: 名前:
名無しさん@ガグレカス :2010/05/06(木)02:57:48.79 ID: mozI06ncp
毛も剃るのか
そう言うのは兄
しかし、剃らねばならない
紫蘇巻きにした陰茎の刺身を食べる
刺す様な痛みだが全てその為だ
鍵を探しているのだ
只、ぱいぱんになりたいのだ
ちろりと血が垂れた
2: 名前:
名無しさん@ガグレカス :2010/05/06(木)02:58:41.34 ID: mozI06ncp
だが、毛を剃るのには苦労した
削ぐのでは無かった、先に
去る12月に私はぱいぱんを見たのだ
栞が本の間から飛ぶ様な風が吹いた
ざわついた木々の間にぱいぱんは居た
かつて見たことの無い様な美しいものだった
立ち上がることも忘れた私の陰茎を
邪魔に思ったのも無理は無い
したがって私は少女に
可能な限り美しいぱいぱんに
しかたなくなる決心を
否、なるしかないと思ったのだ
3: 名前:
名無しさん@ガグレカス :2010/05/06(木)02:59:46.78 ID: mozI06ncp
悲しそうにしている兄を
カンカンに怒っている父を
仏に祈りを捧げる母を
嘶く牧場の馬を
即座に頭の中から消し去り私は剃った
些細な事で崩れさる大切な日常
皹が入った様な気がした、それに
姦しいぱいぱんの笑い声が聞こえる
いい気持ちであった
袖で拭った毛を、ぱいぱんを
忘れないでほしい、この話を