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蛇にピアス
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タグ:  小説 映画 金原ひとみ 【編集】

  蛇にピアス とは?   (マイリスト:0件 | View:193回) [ 開閉 ]


1: 名前:恐るべき【磯野波平】達計画◆google.5VE :2009/06/17(水)15:51:33.77 ID: BkzyupKkm GP:0
死にやがった…



2: 名前:名無しさん@ガグレカス :2009/06/17(水)17:03:04.94 ID: 2pClh1l.m GP:0
あ?



3: 名前:名無しさん@ガグレカス :2009/06/17(水)17:10:31.68 ID: e6e7jLKom GP:0
は?



4: 名前:名無しさん@ガグレカス :2009/06/17(水)18:45:28.21 ID: ye46Mu.gm GP:0
え?



5: 名前:恐るべき【バトー(攻殻)】達計画◆google.5VE :2009/06/17(水)18:52:19.57 ID: BkzyupKkm GP:0
その昔、マロ島の山の中に有名な男がいた。男の名はモル・マラマラ。広い土地を持ち、大きなナカマルやヤムイモ畑、バナナの木、ニワトリや豚などの財産もたくさんあった。若い頃から勤勉だったので、こんな財産家になったのだ。彼は近くの村やよその島との交易を盛んにしたので、人々からたいへん尊敬されてもいた。彼はアンバエ、マエオやペンテコストの島々から敷物を買い取り、マロ島から儀式用の豚を売る商売に熱心だったが、近くのマレクラ島の北東の小さな島々やサント島とも交易をしていた。仕事はとても忙しかったけれど、実のところ死ぬほど退屈だった。というのも、彼は独身だったのだ。
「俺がこの世からいなくなったら、この財産は誰が継ぐのだ?人間はいずれ孤独な生涯を閉じることになる。相続人が要る。」一日の商売を済ませ、狩や漁労も終え、一人で焚き火にあたっていると、そんな独り言が出ることが多かった。
ある日、モル・マラマラは、近くの村から、アハエという名の女を嫁にもらった。結納に、たくさんのヤム芋と立派な牙の生えた豚を払った。結婚してしばらくというもの、彼はあらゆる家事や雑事を自分でした。妻が新婚生活を楽しくすごせるようにしてやったのだ。
だが、モル・マラマラは仕事に戻らねばならない。家事や雑事はアハエにやってもらおうと思った。彼は妻に言った。「なあ、お前。焚き木を集めてくれないか。俺は畑に行って食い物を採ってくるから。」
「いわだわ。あなたがやってよ、これまでどおりに。」
「そんなら、ヤシの実を拾ってきてくれ。豚のエサにするから。」
「いやよ、私は豚の世話なんかするために来たんじゃないわ。」
「そうか、それならナカマルの掃除をしてくれ、、、」
「とんでもない!私はあなたの奴隷でも召使でもないんだから。」
モル・マラマラはとても気落ちして、死んでしまいたいと思った。彼はナカマルに行き、マロ島ではアセマンサと呼ぶ、儀式用の豚の牙を取り出した。牙はヤシの繊維で編んだヒモで束ねてあった。それを持って家の裏の丘に登り、てっぺんで歌い始めた。家にいる妻に聞こえるように、大きな声で歌った。とても長い歌だった。
妻は小屋の中でだらしなく寝ころんでいたが、遠くから歌が聞こえるような気がした。「きっと夢でも見ているんだわ。ここには誰もいないもの。海辺のシュロの葉が風に鳴っているんだろう。」
モル・マラマラは丘から海へおりて行きながら、二つ目の歌を歌った。やっとアハエはそれが夫の声と気付いた。モル・マラマラは、海で溺れて死のうと心に決めていた。海に入り、へそまで水につかった。アハエは夫がしようとしていることに気付いて、海辺に走った。彼が満潮のサンゴ礁の上に立っているのが見えた。モル・マラマラはまた歌い始めた。彼は浜辺をふり返り、妻が呼んでいるのを見た。
「戻って来て。家に戻ってちょうだい。あなたの言うとおりにするから!」
「見るんだ、あの丘の上を。ニワトリが逃げたぞ。どこかへ飛んでいってしまうぞ。よく見ろ、家が火事だぞ。」
妻が丘の上に目をやっている間に、豚の牙を身につけたモル・マラマラは、悲しそうに海の中に消えていった。




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